今回は、私が原体験した同世代のロックを。
当時の高校生の私は勉強をするという振りでラジオに
神経を集中しながら(親に聞こえないようにイヤホンで)。
当時はオンタイムといっても、AOR、ハードロック、
フュージョン、テクノ、いわゆる産業ロック的なものなんかが
流行っていたと思います。
どれもよく耳にするのですが、昔のロックやBEATLESほど
魅力を感じず、BEATLES、WINGS、買ってきたシングル盤を
録音したカセットテープと昔のロックのかかる番組に集中する
日々でした。
(今ではAORや産業ロック大好きです)
しかし、ラジオの懸賞で当たったレコード券で買った
「SETTING SONS / THE JAM」が全てを決めました。
「なんだこの疾走感は!!!」と。
丁度JAMの初来日があり、POLICEの初来日があり、
ライブに行って完全にいわゆるビート系のパンク以降の
ロックに打ちのめされました。
その後、ラフトレードやクレプスキュールレーベル等、
マイナーレーベルものにはまり、ネオアコにはまり、
パブロックと出会うという20代を過ごしていましたが、
ここには、愛してやまないビート系、ブリティシュポップの
アルバムたちを挙げておきます。
(一部ちょっと違う位置のものもありますが。)
アルバム毎のワンコメント以下に記します。
※SETTING SONS / JAM
初来日公演はA面2曲目のTHICK AS THEIVESから演奏が始まり
今でもその光景が目に浮かびます。
最後のマーサ&バンデラスのカバーのHEAT WAVEで完全に虜に。
※GIFT / JAM
ノーザンソウルに傾倒するポール・ウェラー、しかし力強い曲や
今までのジャムの傾向の曲も多く、タイトル曲は強烈。
当たり前のようにUKチャート1位。
※POWER IN THE DARKNES / TOM ROBINSON BAND
ビート系で一番好きだったアルバムかもしれません。
タイトル曲はラップ調に歌い上げ、POWER IN THE DARKNESS
とシャウト。
メロディーに後になってわかった、トムのアメリカンミュージック
好きな感じがそこかしこに。
※REGATTA DE BLANC/ POLICE
名盤です。捨て曲全くなしの完璧なレコード。
POLICEの前にPOLICE無し、POLICEの後にPOLICE無し。
※GOHST IN THE MACHINE / POLICE
お小遣いで何を買うか相当悩んで買った1枚。
前作ZENYATTA MONDATTAは初めて輸入盤で買いましたが
歌詞カードが欲しかったので日本盤を買おうと。しかし欲しい
レコードが他にもあったので。
なので思い入れが強い1枚です。
B面のOMEGA MANにやられました。
※SANDINISTA / CLASH
クラッシュで1番好きなアルバム。ダブは多いですが、
ジョーらしい曲、ミックらしい曲満載。
LEBEL WALTZは今でも大好きな曲。
※LEARNING TO CRAWL / PRETENDERS
PRETENDERSはアルバムでというよりシングル中心に
聞いていました。しかし、このアルバムは完璧。
出だしから疾走感満載。
※PUNCH THE CLOCK / ELVIS COSTELLO
始め、コステロってピンとこなかったのですが、大学のころ
バイト代で大人買い!をしたときの1枚。何度も何度も聞き
ました。ELEMENT WITH HERなんかすごい綺麗なメロディー。
※FINE ART OF SURFACING / BOOMTOWN RATS
RATSのアルバムは自作MONDO BONGOまでどれも好き。
悲しいくらいにイギリス以外で売れませんでしたが。
一度アルバムを体験していただくことをお勧めする1枚です。
シングルにもなったA1曲目のSOMEONES LOOKING AT YOU
をぜひ。勿論MONDAYもよいですが。
※BLACK SEA / XTC
GENERALS & MAJORS、LIBING IN THE ANOTHER CUBA
に完全にやられた。この曲のライブ盤も店にありますので是非。
テンション上がるライブです。
※OCEAN RAIN / ECHO & THE BUNNYMEN
兎に角かっこよかった、イアン、マッカロック。多くのバンドが
WHOやBEATLES等60年代イギリスのバンドの曲調の流れを汲む
中、奴らはDOORSやVELVETでした。
SILVERの冷ややかな空気感、こんなバンドいなかったです。
※WAR / U2
U2で一番好きなアルバム。実はヨシア・ツリーはあまり
ピンと来なく一度手放してしまっています。
まだアイルランドのバンド!という研ぎ澄まされた緊張感が
心地よいアルバム。
SUNDAY BLOODY SUNDAY・・のイントロのかっこよさ
といったら。
※QUEEN IS DEAD / SMITH
SMITHはラフトレードの一環で聴いていましたが、ある意味
このアルバムは衝撃を受けました。
ジョニー・マーのギターワークが本当にさえているアルバム。
※LIFE'S RICH AND PAGENT / REM
素直にこれは凄い!と思った1枚。ピート・バックは80年代で
一番好きなギタリストです。
デビューから3枚目までは貸しレコードでカセットで聴いてい
ましたが、なんとなく今回は買おうと部屋でターンテーブルに
乗せた瞬間、印象的なイントロとともに今までよりずっと厚い
REMのサウンドが。2曲目のTHESE DAYSで死にました。
以下毛色は違いますが
※STILL LOVING YOU / TOM ROBINSON
TRB解散後紆余曲折後、地震の好きな?アメリカンサウンド的な
アプローチを押し出した傑作
※NICK THE KNIFE / NICK LOWE
初めて聞いたニックロウ。新潟の今は亡きロックバーの店主
イクオちゃんに教わり惚れ込んだアルバム。LET ME KISS YA
のベースがとにかくかっこいい。
※DIRE STRAIGHTS / DIRE STRAIGHTS
悲しきサルタン好きな方、同世代に本当に多いです。
マーク・ノップラーは80年代最高のギタリストでは
ないかと思います。
しかし、女性ファンの少ないバンド。
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