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80年代以降のPAUL MAcCARTNEY

 

 

新譜「EGYPT STATION」があまりに良く、

FLOWERS IN THE DART以来の傑作かと。

30年ぶりにポールの新譜を本当に好きになって聞いています。

 

そこで、WINGS解散後、80年代~現在までのPaulの奇跡を

googleに投稿したもの含め、

 

Paul McCartney名義のアルバムを列挙します。

私の思い出話も含め、つらつらと軽い気持ちで

書いてみます。

 

 

もちろん全て店にありますので、

お聴きになりたい曲やアルバムがありましたら

いつでもリクエストください。

 

 

今回ライブ盤やシングル、

fireman等別プロジェクトや

トリビュート参加アルバム、

クラシックアルバムは掲載していません。

別の機会に紹介させていただきます。

 

 

 

MAcCARNEY Ⅱ 1980

  80年のWINGS解散後最初に出たのはなんとテクノサウンドに乗ったポールの歌声でした。

しかしポールらしいメロディアスな作品もさることながら、ブルース調の曲、ロックンロール調の曲などがと横溢されたアレンジで聴けて今聞くと相当面白いアルバムに。

当時発売の日本盤には幻となってしまったWINGSの来日公演パンフレットが付属していました。ご覧になりたい方いつでもどうぞ。

よくかける曲

ON THE WAY

SUMMER DAY SONG

ONE OF THESE DAYS

FRONT PARLOR

TUG OF WAR  1982

  80年代ポールの最高傑作といっても過言ではないでしょう。アメリカ・イギリス・そして日本でもチャート1位を獲得。久々にジョージ・マーティンにプロデュースを託し(シングル 007死ぬのは奴らだ以来)、リンゴ・スター、スティービー・ワンダー、カール・パーキンス、スティーブ・ガット、スタンリー・クラーク、アンディ・マッケイ、デニー・レイン等豪華なゲスト陣で固めたアルバム。 シングルカットされた曲は勿論、ジョンへの追悼のHERE TODAY、ポール生涯を通じて私は名曲だと思うTAKE IT AWAY、WANDERLUST、DRESS ME UP AS A ROBBER、POUND IS SINKING等収録。 私はまだ20歳になる直前に発売されたこのアルバム。本当に思い入れ深く、何度も何度も繰り返し聞きました。当時雑誌ロッキンオンに松村雄策さんのアルバムレビューが愛に満ち溢れていてこちらも何度も繰り返し読み返しました。

 

この年一浪して無事大学に入り、下宿生活にも慣れ始め念願の自分のステレオ(ミニコンポ)も手に入り、音楽を聴くのが楽しくて仕方がなかったころです。そんな思いでもたくさん含まれたアルバム。

PIPES OF PEACE  1983

  80年代ポール最終回はこのアルバム。前作の翌年に発売された意欲作。このころ毎年のようにポールが新作を出してくれていて、本当にわくわくしました。今回は時の人マイケル・ジャクソンをゲストに。マイケルのスリラーにもゲスト参加しthe girl is mineを歌います。

このアルバムのsay say sayはポールだけでやると切れが悪くなりそうなとっころ、マイケルがいるため上等なダンスナンバーに。しかし、名曲はB面1曲目のTHE MAN。素晴らしいポップソングです。

前回に引き続きプロデュースはジョージ・マーチン。前作程これぞPaulという曲は少なく見えますが、SWEETEST LITTLE SHOW~AVERAGE PERSON、OTHER ME等佳曲は多いアルバム。

 

この時期、ライブをやっていませんでした。JOHNのショックもあったと思います。しかし、このころの曲をやってくれないかとポール好きのお客さんとよくお話をします。

 

GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET  1984 

  映画のサントラで、映画の出来はよくありませんでしたが、上映当時はそんなことどちらでもよく、まだ家庭用ビデオ等普及していない時代、動いているポールを劇場で見れる!だけで十分だったのです。ストーリーよりも演奏シーンがすごく素敵で、ビートルナンバーも多々。中でもYESTERDAY ~HERE THERE EVERYWHERE~WONDERLUSTのメドレーシーンなど秀逸でした。リンゴはポールとは一緒にビートルズの曲はやらないということで、YESTERDAYでドラム前に座るもブラシを見失いあたふた探すうちに2曲終わり、WONDERLUSUTでドラムスティックを握りそこから演奏に加わるという。 今見ると80年代らしさ満載の皆白塗りのロボット風に扮装してのSILLY LOVE SONG、ギターはスティーブ・ルカサー。デイブ・エドモンズやクリス・スペディングとのセッション風のBAD BOY、NO VALUES等新曲も披露。ゲスト陣も豊富で非常に楽しめます。 特にデイブ・ギルモアのギターが美しいタイトルトラックは、一度もライブで歌われていないのでぜひとも聴きたいなと思っている方は多いのではないでしょうか。少し後に発売されたシングルONCE UPON A LONG AGOや、映画とタイトル曲SPIES LIKE US等も。

PRESS TO PLAY 1986

  80年代、一番ポールにとって不本意な成績だった?アルバム。当時の売れっ子ヒュー・パジャムをプロデューサーに迎え、エリック・スチュアートやピート・タウンジェンド、アレンジにトニー・ヴィスコンティ等豪華な顔ぶれ。しかし、当時はやりの音はポールに合わなかったか?マッカートニーⅡ程突き抜けていなかったのかも。 しかしよく聞くと名曲も多々収録されています。最近私もあまり聞いていなかったので、ポール来日までじっくりかけてゆきます。 

最近になってPRETTY LITTLE HEADが妙に良く感じます。
ピート・タウンジェンドのギターが光るANGRYも◎。

CHOBA B CCCP 1988
  ニューアルバムのリハも含めロックンロールのカバーを収録したアルバムで、レコードはソビエト連邦のみの発売。
最終的にこのアルバムに収録されている曲の一部は次回作のシングルB面に多々収録されます。

JOHNのロックンロールとの局長などの解釈の違いが面白い1枚。WINGS最後のライブに組みっ混まれていたTWENTY FLIGHT ROCKを新バンドではこうなるのか・・・と聞いたものです。

FLOWERS IN THE DART  1989   久々にUKアルバムチャート1位になった作品、というだけでなく、WINGS解散以来のライブ活動をポールが始めた記念となるアルバム。ライブのためのバンドも編成し、そのバンドとの録音を中心に、ゲストのエルビス・コステロとの競作を含む充実作。 アルバムはMY BRAVE FACEからわくわくさせる展開。Paul自信作の表れか、1989からのライブはB面1曲目のFIGURE OF EIGHTから始まる。 その他シングルとなったTHIS ONE、レゲエのリズムの名曲HOW MANY PEOPLE、エンディングのPaulらしいバラードMOTOR OF LOVE等名曲ぞろい。 因みにFIGURE OF EIGHTの12インチシングルは別バージョン。このアルバムからのシングルB面曲が素晴らしく、それだけで特集が組めるくらいです。ポールをヘビーローテーションの時かけてみようと思います。

 

初来日は代休を取って東京に出て、見ておいてよかったと心から思います。ものすごく元気に動くポールが印象的でした。

OFF THE GROUND 1993

 前作後のワールドツアー後のメンバーで録音されたバンドサウンドを中心にした作品。この後またすぐに日本に来てくれるなんて!
当時何とかレコードを入手出来てよかったアルバム。丁度レコードプレス数が極端に少ない時期で、中古市場では高値を呼んでいます。

ライブで演奏したLOOKING FOR CHANGES、BIKER LIKE AN ICONやC’MON PEOPLEの壮大な感じなんかが好きです。PRESSからこのアルバムまでラストはドラマチックな曲で絞めていますが、この終わらせ方が好きでした。

FLAMING PIE 1997
ソロ二度目のワールドツアー後にしばしお休み期間(リンダの乳がん発覚したのもこの時期)、ビートルズの新曲録音等経て、久しぶりに制作されたアルバムでしたが、これは名盤です。
JEFF LINNとほぼ二人で作成したアルバムですが、息子のジェームスの名やリンゴのクレジットも。シングルのYOUNG BOY やWORLD TONIGHTは勿論ですが、りんごのドラムにジェームスのギターのBEAUTIFUL NIGHTが素晴らしい。改めて聞くと1曲目のA SONG WE ARE SINGINGなんてこれから何かが始まると予感させるような素敵な曲です。

RUN DEVIL RUN  1999

 20世紀最後のPaulのアルバムはロックンロールのカバーアルバム。リンダにポール好きなことやりなさいよと言われてこのアルバムを出したんだと、書物で読んだ記憶があります。このころリバプールは伽バーンクラブでライブなどして、ああうらやましいなと思いました。
タイトルソングはオリジナル曲で疾走感あふれるロックナンバー。バックミュージシャンも、デイブ・ギルモアやイアンペイス等がクレジットされています。このアルバム正直何度も針を落としていないのですが(というかこのころからアルバムを熱心に聞かなくなってしまっているのですが・・・)、ここ何年かこの曲はすげーということでよくかけてます。それはHONEY HUSH。(オリジナルはジョー・ターナーというブルースマンですが、これを50年代にジョニー・バーネットがカバーし、それをYARDBIRDSが加工してTRAIN KEPT A ROLLIN'の良く知られる姿となりました。これはまた別の機会に。)ポールバージョンのHONEY HUSHえらく迫力がってとても気に入っています。

DRIVING RAIN  2001
 21世紀のPaulは、地震最も売れなかったアルバムから幕を開けてしまった・・・。
このころのサウンドがどうも好きになれなく(ポールに限らず)、新譜を私はほとんど聞かない時代に突入します。まあ、サラリーマン時代でして、年齢的にも仕事が忙しかったということもありよく言っていたロックバーのマスターがいなくなり、音楽から少し距離を置いた時代でもありました。そういえば、限定解除で大型二輪免許を取得し、どちらかというとバイクに熱中していた頃でもありました。
そんな中でもタイトル曲やTINY BUBBLEとかインストのHEATHERとか好きだったな・・・。

CHAOS AND CREATION IN THE BACKYARD 2005
 アルバムタイトルや楽器は一人でやっているスタイル、ジャケット写真から非常に期待をして聞いたのだけれど、期待が大きすぎたのか肩透かしを食らってしまった気がしたアルバム。Paulの原点回帰的な思いで綴った内容なのでしょうが。

 

どうも私は2000年以降のデジタルサウンドになじめないなとこのころ認識。Paulに限らず、2003年頃から本当に新譜はきかなくなっています。また、時期的にも私自身がアメリカやイギリスのシンガーソングライターに興味が出てきて、アコースティックな響きに魅力を感じていたからかもしれません。それと、このころから70年代の大道ロック等聞き漏らしていたものを聴きあさることをしていました。40歳を超えてクイーンにはまる!

それでもシングルにもなったJENNY WRENは大好きです。

MEMORY ALMOST FULL 2007

  そんな日々の中、やはりポールの新譜は常に待ち遠しいものでした。前作から2年しか開かないで新作が聴ける、というのはファンにとってはうれしいことです。
でもこのころ考えればポールはすでに65歳、凄い創作意欲だなと。そんなことを思いながらいとおしい気持ちで聴きました。EMIからヒア・ミュージックに移籍したこともあってプロモーションもかなり手厚くされていたせいか、意識して個の新譜には臨みました。アルバムも久々に英米でトップ5以内にはいるヒット。
ファーストシングルのDANCE TONIGHTよりちょっとハードドライヴィングするONLY MAMA KNOWSや、ポールらしいメロディーVINTAGE CLOTHESなどがお気に入り。

KISSES ON THE BOTTOM 2012

 ダイアナ・クラールをフューチャー氏、バックバンドもクラールのメンバーが大半のジャズアルバム。ほとんどカバーのこのアルバムですがオリジナルのMY VALENTINEは最近のライブでは必ずと言ってよいほど歌いますね。
正直ダイアナ・クラールというか2000年以降のジャズの音が苦手で(見えない音数が多い・・ベース音一音に対する響きが機械的過ぎて)一回聞いたきりのアルバム。

NEW 2013

 このアルバム発売はテンション上がりました。アルバムプロモーションで「NEW」を聴いたとき、久々のPaulのヒット曲だ!と感じ、楽しみに発売日を待ちました。ライブでよく演奏するSAVE USやQUEENIE EYE等は勿論、ちょっとオーバーアレンジ気味ではありますが、久々にポールのアルバムを聴いたという気持ちになりました。この後の来日で声が驚くほど出ていて、凄いと実感。それから何度も日本に来てくれているなんて夢のようです。

EGYPT STATION 2018
そしてエジプトステーションです。発売以来、毎日全部かけて聞いています。とにかく味の出てくるアルバム。FLOWERS IN THE DART以来こんなことは初めてです。まず、飽きない、味がどんどん出てくる、実は楽曲が結構多彩。
ライブ映えしそうな曲は9/7グラハムセントラルステーションで演奏されていましたが、例えばCONFIDANTEやHAND IN HAND等アコースティックながら曲は覚えやすく、更にちょっとしたサウンドのオカズが付いていて聴いていて新鮮です。DOMINOESのビートルズでやったことを全部入れ込んだような遊び、BACK IN BRAZILの斬新なリズムサウンド、さらに特筆すべきはサイド4の最後の2曲かと。DESPITE REPEATED WARNINGSは変態Paulというか、全く違う楽曲が3曲へ依然とくっつけてあり、ある意味プログレッシブ。ライブでも楽しそう。バンドオンザラン的な発想の曲というところでしょうか。

さらにSTATIONⅡからのエンディングのHUNT YOU DOUN~NAKED~C-LINK。派手なブラスアレンジで幕を開け、メロウな曲から一気にブルージーナギターでエンディング。レッドローズのエンディングメドレーを思わず思い出しましたがこちらの方が多彩で好き。
聴きどころ満載のアルバムです。

さて、このアルバムからツアーが本格化したら何を演奏するのでしょうか。今から楽しみです。