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THE TRAIN KEPT A ROLLIN' & HONEY HUSH

 兎に角、愛して止まない

YARDBIRDSの

TRAIN KEPT A ROLLIN'。

私の中のROCK GREAT SONG

ベスト10をやったならばきっと

上位に入るのではないかと。

 

そして、

 
YARDBIRDS

TRAIN KEPT A ROLLIN'

二つの曲を混ぜてできたもの。

それは

JOHNNY BURNETTEのシングル

A面HONEY HUSHのイントロとギターリフに

B面TRAIN KEPT A ROLLIN'
を合わせて
作り上げた

新たなTRAIN KEPT A ROLLINです。

 

 

そして、この、

JOHNNY BURNETTEの

この2曲もカバー曲です。

 

やっとオリジナルの

HONEY HUSH / JOE TURNER

シングルを入手しましたので、

(再録音盤ですが)

 

ここで、店にあるレコードから

TRAIN KEPT A ROLLIN,

HONEY HUSH

 

 

ということで、

この2曲のオリジナルと

 

YARDBIRDSバージョンのカバーの

TRAIN KEPT A ROLLIN'

 

 

そして

HONEY HUSHのカバーなど

 

 

紹介してゆきます。

 

 

☆JOHNNY BURNETTEとオリジナル2曲

シングルの両サイドにTRAIN KEPT A ROLLIN'と

HONEY HUSHが収められていました。

(シングルは1956年発売)

 

その両曲が収められたアルバム。

ド迫力のロックンロールが多く含まれるアルバム。

特にギターに惚れました。

HONEY HUSH的なリフは色々な曲で聴けます。

(このアルバムは60年代から70年代初期プレス?の再発盤)


TRAIN KEPT A ROLLIN'は

いろいろなカバーを聴かれている方は

イントロので「あれ?」と思われるかも。


そして


HONEY HUSHを聴くと、

イントロのギターに

「おお、TRAIN KEPT A ROLLIN'・・・

 あれ?曲が違う」

と思われるかも。

 

 

耳になじんだ「あのTRAIN KEPT A ROLLIN'」の

ギターリフは

どちらかというと

HONEY HUSHに力強く出ています。

それにしてもかっこいいギターサウンド。

 

 

そのオリジナルの2曲

TRAIN KEPT A ROLLIN'  /    TINY BRUDSAW     1951

HONEY HUSH /        JOE TURNER  1953


両方ともジャンプブルースでヒットしています。

まあ、かっこいいことこの上ない。

 

HONEY HUSHは再録のバージョン。

サックスのブロウが強烈!

ベースラインが、「あのTRAIN KEPT A ROLLINのリフに似ている気がします。

このベースラインをヒントにJOHNNY BURNETTEはHONEY HUSHのカバーのギターリフを作った?

 

☆そしてYARDBIRDS

USA ORIGINAL

UK EXPORT PRESS


USA編集盤のRAVE UPに収録。

アメリカで録音し、

シングルにはなっていないので、

このアルバム(USA盤)が初出。

 

これをイギリスでヨーロッパに輸出用に

COLOMBIAがプレスしたUK盤。

 

UK盤は、イギリスのレコードらしい

切れ味の良い音が。

 


YARDBIRDSのTRAIN KEPT A ROLLIN'は

ジョニー・バーネットのカバーバージョン

2曲を合わせたもの。

 

まだ若きJEFF BECKが

JOHNNY BURNETTEのシングルを持って、

これのカバーをやろうと言って録音したとか。

そのシングルは、A面がHONEY HUSH。

これがけっこうミソもしれません。

 

どう混ぜたか・・・

イントロギター、

そして特徴的なリフはHONEY HUSH的、

曲はTRAIN KEPT A ROLLIN'。

 

 

そして、新たなアレンジとして

イントロに列車の汽笛を模した

ハーモニカを。これが素晴らしい。

 


この、ヤードバーズが編曲したバージョンが、

後にカバーされるTRAIN KEPT A ROLLINの

ひな型になっています。

 

BLOW UP / ORIGINAL SOUND TRACK、LIVE RECORD

USA SAMPLE盤

日本盤

ライブ盤


映画「欲望」でYARDBIRDSが出演・演奏。

この時、TRAIN KEPT A ROLLINの

使用許可が下りなく、「STROLL ON」と

歌詞を変えて演奏。

 

 

JIMMY PAGE とJEFF  BECKの

ツインリードがかっこいいバージョン

(この二人が在籍した時の

YARDBIRDSのシングルは凄い)。

 


映画は本来WHOに出演依頼したそうですが、

断られて代わりにYARDBIRDSが。

演奏最後にギターをWHOっぽく壊すシーンも。

 

 

ZEPPELINも初期は演奏していたようなので、

ブートではなく正式音源としてほしいな・・・

PAGE先生出してくれないかな。

☆TRAIN KEPT A ROLLIN'のカバー

AEROSMITH

MOTOR HEAD


YARDBIRDS以降、TRAIN KEPT A ROLLIN'は

HONEY HUSHのギターイントロ&リフを組み込んだ

「YARDBIRDS」型となってゆきます。

 

 

そのカバーで代表は、まずは

ド迫力のエアロスミスバージョン。

セカンドアルバム「GET YOUR WING」に収録。

スタジオ録音とライブをつなげてある当たりかっこいい。

因みにライブ盤にも収録されています。

 


その他はないかと以前探したところ、

おお!モーターヘッドがやっていた。

おそらく雑誌のおまけのソノシート。

これは突っ走る演奏です。

2023.07 新たに入手

SCREAMING LORD SUCH & THE SAVAGES

1965年発売のもの。JOHNNY BURNETTEのカヴァーの影響少なく、オリジナルのTINY BRUDSAWを彼なりにアレンジした、これは凶暴な楽曲。1965年といえばBRITISH GARAGEのバンドの楽曲が盛んに発売されていたころ。
JIMMY PAGEやJEFF BECKが若いころセッションに参加していたので、これもどちらかが弾いている?時代的にはJIMMY PAGEですが。

日本編

有頂天 /

サンハウス

シーナ

&ロケッツ

シーナ&ロケッツ

再録盤 シングル


そして、YARDBIRDSバージョンに

日本語の歌詞を載せて歌った3曲。

曲名はご存知「レモンティー」。

 

先ずはサンハウスのデビューアルバム「有頂天」。

ボーカルは柴山俊之、ギターは鮎川誠。

 


そして鮎川誠が奥さんのシーナと組んだ

シーナ&ロケッツ 

1979年のデビューアルバム。

このアルバムはゴリゴリの

ロックでかっこよいです。

シーナのボーカルが素晴らしい。

 

 

そして、ブレイク後の1985年に

再録したサウンドでのレモンティー。

12インチシングルで発売。

これは当時はやりの音にアレンジ。

 

☆最後にHONEY HUSH


TRAIN KEPT A ROLLINはYARDBIRDS型になり

カバーされていますが、HONEY HUSHは?

 

 

60年代のブリティシュブルースロックバンド

サヴォイブラウンが分裂して結成された

ハードなブギーバンドFOGAT。

3rdアルバムENERGIZED 1974年に収録。

ハードでスピーディーなバージョンに

仕上がっています。

イントロ含め、JOHNNY BURNETTEの

バージョンのカバーっぽいです。

 

 

次にELVIS COSTELLOのALMOST BLUE。

ナッシュビル録音のカントリー&ウエスタンを

中心にカバーしたアルバム。

そこのHONEY HUSHが。

カントリー色とコステロ色を交えた

ミッドテンポの素晴らしいカバー。

オリジナルに対してのカバー。

 

 

最後にPAUL McCARTNEY。

先にもご案内したロックのカバーアルバム

RUN DEVIL RUN 1999年に収録。

もうPaul暴力的に走る走る。

おそらくはJOHNNY BURNETTバージョンの

ポールなりのカバー。これはPAULの

ロックンロールカバーの中でも

出色のできかと。

これもオリジナルに対して、ポールが

ロックアレンジをしたカバーと思われます。

リフはJOHNNY BURNETTE風ではありません。

 

最後まで長々とお付き合いありがとうございました。

 

特に歴史的な資料に基づいて記載せず

あくまでも

自分でレコードを聴いての判断なので

間違ったことを書いているかもしれません。。。。