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ライブバンド THE WHO

映画「MY GENERATION」公開

記念!

WHOについて、

60年代、70年代以降に続き

今回はLIVE盤特集です。

 

先日映画「MY GENERATION」を

見てまいりましたが、

やはりWHOの演奏の

かっこよさは別格でした。

イギリスの60年代を

代表するバンドとして、

イギリスではBEATLES,STONESと

並んで語られていますね。

 

 

ライブエイドでは1983年に正式

解散したところ再結成で演奏。

(あまり乗ってはいませんでしたが)

おそらく映画ボヘミアンラプソディは

崩壊寸前のクイーンがライブエイドで

結束を固めたように描かれましたが

これはWHOの再結成のエピソードを

組み入れた?なんて思ってしまいました。

 

 

さてところが、

われらがTHE WHOは、

絶対的なファンはいるものの、

決して熱烈なファン層が多くない

日本でもう一つマスで人気がなく 

その代表かなと。

 

 

一つには、ライブを全盛期に

日本で行っていないということが

あると思います。

大物バンドで人気のアーチストは

日本でほぼライブを行っていますね。

BEATLES,ZEPPELIN,EAGLES,

GRAND FUNK RAILROAD,

QUEEN,BOWIE, CRAPTON・・・

 

 

しかし、WHOの真骨頂はライブ

ではないでしょうか?

パンクバンドの映像など

見ると、演奏スタイルとしては

WHOの影響が垣間見えます。

 

 

60年代に、こんな演奏をライブで

する奴らはいなかった!

 

 

映画「欲望」でギターを壊した

ジェフ・ベックの映像が流れますが

本当はWHOにオファーを出したものの

それを断られたため

代役でYARDBIRDSに出演してもらい

WHOの演奏スタイルをコピーしての

演技とか。

 

 

2008年ついに初来日し、翌年も

単独ツアーを見た方は実感

されているのことでしょう。

映像でしか見ることのできなかった

PETEのギタープレイ、

RODGERのヴォーカル、

そして名曲の数々。

極めつけの

I CAN'T EXPLANEのイントロ・・・。

 

 

楽曲もレコードのサウンドも

素晴らしいですが、

ライブ盤の演奏が本当にすごい。

 

 

映像作品なら

KIDS ARE ALRIGHTと

MUXIMUM R&Bは

必見!!!

 

 

 

60年代

フィルモアイースト 1968年

この年代でこの迫力の演奏は見事。

スピードだけではなく、

パワーを感じます。
30分にわたるMY GENERATIONは見事。

聞きなれたリーズでの

SUMMERTIME BLUESより

高速プレイが最高。

 

 

ウッドストック 1968年

SEEME FEEL MEしか

入っていないのが残念ですが、

この時朝日が上るという奇跡が!

 

 

BBCセッション

初期、この当時でも

もっとも荒々しかった

貴重な演奏が聴けます。

 

しかもスタジオライブなので

曲もコンパクトにまとまっていて

通常のスタジオ盤との演奏の違いを

感じられます。

 

 

70年代

リーズ 1970年

そもそも公式のライブ盤は

解散するまで

これとWHO'S LASTしか

なかった・・・。

 

4人がそろっての全盛期。

トミー発表後だけど、初回盤は

トミーのパート無し!

しかし、いいんです。

不動のライブ名盤。

 

更に後日発売された

完全版に涙。

音はいかにもリマスターの

響き方ですが、

QUICK ONEやTOMMYライブが

聴けるのはうれしい1枚。

 

 

ワイト島 1970年

HEAVEN AND HELLから始まって

WATERまでやる!
この時期はTOMMY中心の

内容になっていて

フレッシュなTOMMYパートが

ずっと聞けます。

正直TOMMYはこのライブや

リーズのライブの方が

スタジオ盤より好きだったり

します。

 

SUMMER TIME BLUESから

SHAKI'N OLL OVER 、SPOONFUL 

TWIST AND SHOUTとつながる

カバー大会には感動。

 

 

映画 キッズ・アー・オーライト 1979年

映画のサントラですが、

これがWHOの映像

初体験という方も

多いのでは?

 

テレビからの映像も

多いですが、

極めつけは1978年

シェパートン・フィルム・スタジオの

WON'T GET FOOLED AGAIN、

これに尽きるでしょう。

PETEのジャンプ、

RODGERのシャウト、

最高のライブです。

 

キース存命時のライブが

レコードで聴ける

最後のアルバム。

 

 

カンボジア難民救済コンサート 1979年

ドラマーにケニージョーンズを

迎えての初めての音源。

ポール・マッカートニーが提唱して

1979年末にイギリスは

ハマースミスオデオンにて4日間、

新旧ロックバンドが共演した

ある意味ライブエイドの先駆け

となるコンサート。

本当はGEORGEやRINGOも出演するはずが

マスコミが騒ぎすぎてキャンセルに。

 

初日はクイーン

2日目はクラッシュやイアンデューリー

3日目はプリテンダーズとスペシャルズ

そしてトリにWHO。

最終日はコステロ、ロックパイルと

WINGS。

最終日にはWINGSのROCKESTRAで

ボンゾやピート、デイブ・エドモンズ、

ジョンポールジョーンズ等とんでもない

面子で共演。

 

whoは、サイド1全面に4曲収録

SISTER DISCO、SEE ME FEEL ME、

BEHIND THE BLUE EYES等。

 

ライブ盤としてすごく楽しい内容です。

 

 

80年代

フォーズ・ラスト 1984年

1982年に行った最後トロントのライブ。

翌年にピートが脱退の意向を示し、

正式にここでWHOは解散。

 

ラストのTWIST AND SHOUTが

なんとも悲しい。

 

但し、1985年のライブエイドでは

再結成しその時だけ演奏。

ライブエイドの出演アーチストの

感激は実はWHOでありました。

 

 

90年代以降

ジョイン・トゥゲザー 1990年

ピートがソロでのバンドDEEP ENDでの

活動を終了し、1989年に結成25周年での

ライブを行ったときの再結成ライブ。

 

ドラムはサイモン・フィリップス。

ピートは難聴でギターをアコースティック

のみを演奏。

 

前半はトミーを、後半は新旧、ソロ

織り交ぜてのライブ。

 

YOU BETTER YOU BETが

ライブ盤で聴けるのは

嬉しいですが 、ちょっと気持ち

中途半端。

 

 

ハイドパーク 結成50周年ライブ 2015年

結成50年を記念しての、

イギリスはハイドパークのライブ。

これに行ったお客様がいらして羨ましい。

PETEのソロ

①シークレットポリスマン

ピートのアコギがいかにうまいかが

よくわかる演奏。ピンボールを

アコギ1本で。

また、69年にデイブ・エドモンズらと

ロックバンド、ラブスクラプチャーを

組んだジョン・ウィリアムスと二人で

プレイする無法の世界も!

 

②DEEP ENDライブ

この面子が89年再結成WHOの

バックにもつきます。

ソロアルバムWHITE CITYの録音も彼らと。