彼らのベスト盤が出たときに、シングルのB面の名曲もかなり収録されていたので、一気に彼らの作品をまとめようと思ったのですが緊急事態がまた出たりマンボウがやってきたり、それに伴って15時から店をやってみたり、再び緊急事態宣言振り回わされて疲れ切ってましたが、やっと今まとめ上げました。
アルバムと12インチシングル、7インチのみ発売のシングルのイギリス正規発売盤はほぼ全てありますので(一部日本盤)、一気に紹介いたします。5月にはPAUL WELLERの新譜も出ましたので、ちょっとスタカンで盛り上がろうかと。そして、自分でも彼らのシングルの発売順序や時代のサウンド変化、そしてシングルB面を整理したかったので。
ここでいつもの如くちょっと思い出話。1982年にTHE GIFTを発売、同年シングル2枚を発売しての解散でショックを受けていましたが、そのサウンド変化やPAUL WELLERのインタビューなど読みながら新たなグループに期待していました。
たぶん大学の春休みだったのでしょう、実家に帰ったときに必ず行っていた大阪の輸入盤屋(LPコーナー!懐かしい方いらっしゃるのでは?)のJAMコーナーで持っていないシングル盤を探すために立ち寄ったところ、PAUL WELLERの新たなユニットの7インチシングルがあるではないですか。黒いスリーブに黄色の文字で「THE STYLE CUNCIL」と書かれた何やらスタイリッシュなシングルが。いそいそと買って帰り聞いてみると、凄い、全くジャムと違うサウンド、初めて聞くようなアレンジで尚且つPAUL WELLERのメロディー。それからは雑誌での輸入盤屋さんの広告は必ず見ながら、当時まだ多くはなかった通販で(私の大学のあった松本には輸入盤屋はなかったので・・)購入しながら、実家に帰ったときには輸入盤屋に駆け込みながらシングルを手に入れ、遂にファーストアルバムが日本盤で発売になる日をそれはそれはワクワクして待っていました。
JAM命、STYLE COUNCIL命でそれぞれを認めない(聞いていない)方も多くいらっしゃいますが、私は高校時代にJAMそしてPAUL WELLERに完全にやられた人間で、もう何だろうがすべて好きなファンです。そして勿論PAUL WELLERのソロも愛しています。
では、以下、彼らのイギリス正規盤と曲目、簡単なコメントを記載してゆきます。彼らのシングルのB面もBEATLES並みに素晴らしいので、若いスタカンファンの方、購買のヒントにしてみてください。
表題の「TSCX〇番」「TSCLP〇番」とかいう番号はイギリス盤のナンバーでレコードの裏面に記載されているものです。番号で覚えて買うのもヨシです。
1983
A:SPEAK LIKE A CHILD
B:PARTY CHAMBERS
ある意味衝撃のデビューシングル。もうJAMの性急なギターのカッティングは聞こえてこない。程よいソウル感、ポップな曲作り。
B面のなんと洒落たことか。当時両A面の気持ちで聞いていました。
1983
7INCH
A:MONEY GO ROUND PART1
B:MONEY GO ROUND PART2
12inch
A:MONEY GO ROUND
B:1.HEADSTART FOR HAPPINESS
2.MICK'S UP
一転してファンク。PAUL WELLERのだみ声が非常にマッチ。まだファンク未体験であった私には、ゴリゴリ言うこの曲のベースやられました。7インチは長い曲なので半分づつに分けた英米ではよくある手法。
驚いたのはB1。JAM時代にはなかったフォーきーな路線。JAMではENGLISH ROSEというアコギの曲はありましたが、まだアコギでの作曲に慣れていない感じでした(当時彼はインタビューでアコギって難しいんだよねと言っていました)。もう、十分でしょう、この感じ。こうした曲もやりたかったんだなと当時実感。
そして、以降重要になるのがMICK TALBOTのリード作品。50~60年代のMODSリバイバルを呼び起こし、90年代のACID JAZZに代表されるサウンドを生む重要作品と思います。
1983
A:LONG HOT SUMMER
B:1.PARTY CHAMBERS
2.THE PARIS MATCH
3.LE DEPART
そして3作目はアンニュイな夏の歌。この曲のギターの間奏、PAUL WELLERの新境地でした。毎年夏に聴く曲です。
で、B面がまたいい。デビューシングルB面のPARTY CHAMBERS
のインストバージョンがまあ、素晴らしい。ピアノの旋律もリズムもキーボードも。PARIS MATCHはデビューアルバムのバージョンに耳が慣れている方多いのでは?初出はこのPAUL WELLERバージョンです。パリをイメージした曲ですがちょっとソウルフル。で、アルバムではジャジーに切り替えたか?
そして確か映画のタイトル曲だった?LE DEPARTはピアのインスト。
1983
A:A SOLID BOUND IN YOUR HEART
B:1.IT JUST CAME TO PIECES IN MY HANDS
2.A SOLID BOUND IN YOUR HEART( INST.)
忘れられがちな4枚目のシングル。アップテンポで爽快な曲です。B面も捨てがたい。シンプルなギターとコーラスが素敵。
1983
A1.Long Hot Summer
2.Headstart for Happiness
3.Speak Like a Child
B1.Long Hot Summer (Club mix)
2.The Paris Match
3.Mick's Up
4.Money-Go-Round (Club mix)
アルバム発売前にシングルを寄せ集め、さらにミックスを変えて編集した1枚。B4はゴリゴリのベースがかっこいいバージョン。当時私はブラスの音が得意でなかったので、こちらを好んで聞きました。
1984
7inch
A:MY EVER CHANGING MOODS(EDIT)
B:MICK'S COMPANY
12inch
A:MY EVER CHANGING MOODS
B:1.SPRING,SUMMER AUTUMUN
2.MICK'S COMPANY
そして出ました。STYLE CUNCILといえば・・・の名曲。
A1はアルバムではピアノソロバージョンで驚かされることになります。でも久しぶりにポールのギターカッティングが楽しめる曲でした。
12inch B1はその後、秘蔵娘のトレイシーも歌うことになる曲。きれいなメロディーライン。
そしてB2は必殺のキラーチューンとでも言いますか、ミックのオルガン炸裂のダンサブル(ジャズ的なMODダンス)な曲。このサウンドが90年代のACID JAZZにつながってゆきますね。
1984
A1. Mick's Blessings
A2. The Whole Point of No Return
A3. Me Ship Came In!
A4. Blue Café
A5. The Paris Match
A6. My Ever Changing Moods
A7. Dropping Bombs on the Whitehouse
B1. A Gospel
B2. Strength of Your Nature
B3. You're the Best Thing
B4. Here's One That Got Away
B5. Headstart for Happiness
B6. Council Meetin
ジャズ、ソウル、ロック、ラップ迄バリエーション豊かでなおかつサウンドカラーは統一された見事なアルバム。ミックタルボットの影響が大きいでしょう。
発売順にシングルを聴いていたからと思いますが、A5,A6,B5と発表された曲がすべてバージョン違いで収録されその完成度の高さに圧倒されました。
また、私がジャズに興味を持つきっかけになったアルバムでもあります。夏に聴いても良し、冬でも秋でも春でもよし!
1984
A:1.YOU'RE THE BEST THING
2.YOU'RE THE DUB THING
B:THE BIG BOSS GROOVE
Aはアルバムからのカットで、ロングバージョンに。ポール渾身のソウルなギターソロが楽しめます。もうJAMはそこにはいない。
2曲目はダブバージョン。時代はまだDUBです。
Bはライブで印象的だった曲。こういうソウルなダンスナンバーをやりたかったんだなと。
1984
A:SHOUT TO THE TOP
B:1.GHOST OF DACHAU
2.THE PICCADILLY TRAIL
STYLE COUNCILといえばその2、的なヒット曲。大学の時、街にディスコがなかったので(松本市です)、大学祭でやろうよとサークルの留年友達に言われ「GODZILLA」なるディスコをやって、人に向けて曲をかける楽しさを覚え今日に至りますが、その時お客さんの女性(多分年下の大学生、いや高校生?)がSTYLE COUNCIL聞きたいですと言ってきて、うれしくなってこの曲からメドレーで書けたのを覚えています。ほんと楽しそうに踊ってくれていました。今も音楽聞いていてくれるでしょうか・・・。
またまたB面も素晴らしい。
このころのポールの曲が何ともしっとりとして、作曲全盛期であったのは間違えないかなと。とにかく演奏がシンプルなのが素敵。
1984
A:SOUL DEEP
B:MINER'S POINT
彼らの別プロジェクトのシングル。突然発売され、雑誌にもインフォメーションなく。でも素敵なダンスナンバーです。
1985
A1. Homebreakers
A2. All Gone Away
A3. Come to Milton Keynes
A4. Internationalists
A5. A Stones Throw Away
A6. The Stand Up Comic's Instructions
A7. Boy Who Cried Wolf
B1. A Man of Great Promise
B2. Down in the Seine
B3. The Lodgers (or She Was Only a Shopkeeper's Daughter)
B4. Luck
B5. With Everything to Lose
B6. Our Favourite Shop
B7. Walls Come Tumbling Down!
これも衝撃的に素晴らしいアルバムでした。
前作よりJAZZ色が減り、よりポップでソウル職の強い作品に。D.C.LEEの加入も大きかったのでしょう。
そしてメロディーライン好きにとってはB面の流れが最高です。
80年代に発売されたアルバムで、私の中で最高峰です。
1985
A:1.WALLS COME TUMBLING DOWN
2.SPIN' DRIFTING
B:1.THE WHOLE POINT Ⅱ
2.BLOOD SPORTS
ちょっとだけJAMを彷彿させるシングル。しかしもっといい曲あるのになと、当時の感想。しかしこのアルバムは表題曲以上にその他が素晴らしい。
アコギのコードカットが心地よいメロディアスなA2、ファーストアルバム収録曲の別アレンジデ、ヴァイブの響きが素晴らしいB1,そしてこれまた素晴らしい旋律のポールのフォークソング、B3。
このシングルはぜひとも購入を!
1985
A:1.COME TO MILLION KEYNES
2.OUR FAVOURITE SHOP(CLUB MIX)
B:1.(WHEN YOU )CALL ME
2.THE LODGERS(CLUB MIX)
イギリスでのセカンドアルバムからのセカンドシングル。ちょっとスィンギングロンドン時代を思わせるアレンジのポップソング。
時代を反映させて、A2、B2はアルバム収録曲のダンスミックス。時代はDUBからCLUBに変化してきています。
そして名曲B1!
1985 USA,日本発売
A:1.BOY WHO CRIED WOLF
2.OUR FAVOURITE SHOP(CLUB MIX)
B:1.(WHEN YOU )CALL ME
2.THE LODGERS(CLUB MIX)
こちらは、アメリカ盤シングル。アメリカと日本のセカンドシングルはこの曲だったのです。
その他の収録曲は一緒。
1985
A:THE LODGERS(EXTENDED MIX
B:LIVE
1.THE BIG BOSS GROOVE
2.MOVE ON UP
3.MEDLEY
MONEY GO ROUND/SOUL DEEP/
STRENGTH OF YOUR NATURE
4.YOU'RE THE BEST THING
そう、この曲がシングルで欲しかった!と思ったらダンスフロア向けのミックス。アルバムバージョンのほうが好きです・・・。でも、LODGERS3連発も面白いかも。
そして何といっても、B面のライブが!
スタイルカウンシル版のMOVE ON UPもさることながら、メドレーがかっこいいです。
1986
A:HAVE YOU EVER HAD IT BLUE (UN CUT VERSION)
B:1.MR.COOL'S DREAM
2.HAVE YOU EVER HAD IT BLUE
セカンドアルバムのWITH EVERYTHING TO LOOSEをJAZZYに編曲して、映画「ABSOLUTE BEGINNNERS」サウンドトラックで使われました。アレンジはGIL EVANS。このサントラも素晴らしいのでぜひ。劇中、多くの挿入局はアーティスト自身が出演して(デビッド・ボウイ、シャディー、レイ・デイビス、スリム・ゲイラード等)歌っていたのですが、この曲は主人公が朝焼けのテムズ川?で一人たたずむシーンで。
B1のMR.COOL'S DEREAMはヴァイブが素晴らしいミックタルボットによるジャズナンバー。ちなみにMR.COOLは映画に出演する、マイルスに憧れる?主人公の黒人の友人。
1986
A1. The Big Boss Groove
A2. My Ever Changing Moods
A3. The Lodgers
A4. Headstart for Happiness
A5. (When You) Call Me
A6. The Whole Point of No Return
B1. Our Favourite Shop
B2. With Everything to Lose
B3. Homebreakers
B4. Shout to the Top!
B5. Walls Come Tumbling Down!
B6. Internationalists
そして、全盛期のライブがこちら。他にIN CONCERTというライブ盤があるのですが、そちらはCDのみ発売。いずれレコードストアデイなどでのアナログ発売を望みます(ファンカデリックのカバーあり!)。
1987
A1 It Didn't Matter
A2 Right to Go
B1 Heavens Above
B2 Fairy Tales
C1 Angel
C2 Walking the Night
D1 Waiting
D2 The Cost of Loving
D3 A Woman's Song
イギリスでは45回転2枚組というサウンドに気合が入った形態で発売されました(音はいいです)。ミックタルボットの存在感が薄く、よりソウル色濃厚な仕上がりに。DCリー(のちのポールの奥さん)の存在がアップした内容です。私の中のベストトラックはノリの良いB1HEAVENS ABOVE。
前作が軽快なポップミュージックの玉手箱でしたが、この作品はミッドテンポの曲が中心に。このころから、私のスタイルカウンシル熱というより音楽熱も少し薄れます。理由は会社に入って環境激変でした(駅から独身寮までの最終バスが16時という地域で、なおかつ2人部屋で音楽が聴けない!)。たまの休みに、都心まで行ってレコードを(ほとんど聞けないけど)買う日々が1年半。このころデビューしたアーティストは完全に抜け落ちてます、マイブラとか。
1987
A:IT DIDN'T MATTER
B:1.WHO WILL BUY
:2.IT DIDN'T MATTER(INST.)
当時日本ではマクセルのカセットテープのCMに使われました。前作の影響で人気絶頂だったと思います。
ただ、このアルバムはどうだったのか、情報が松本よりも希薄な地域で生きていましたので、世情は本当にわからない頃です。
1987
A:1.WAITING
2.FRANCOISE
B:1.FRANCOISE (THEME FROM JerUSAlem)
2.WAITING(INST.)
ちょっと地味なセカンドシングル。A2,B1は彼らが作ったビデオ(演奏ではなくストーリーもの)の表題曲。内容は…たぶん見なくても大丈夫です。このころ妙に「おしゃれ」志向が強くなってきています。
またB2のようにインストを収録してくるケースも(クラブミックスなどでなく)増えてきます。
1987
A:COST OF LOVING
B:ALL YEAR ROUND
セカンドシングルはなぜ?と思うほど地味な曲が。。。。表題曲のほうがいいのになと思っていたら、日本では7インチで表題曲のシングルが発売されました。
しかしB面はこのシングルオンリーの収録。
1987
A:WANTED
B:1.THE COST
2.THE COST OF LOVING
ちょっとソウル色を出しすぎ?たので、セカンドアルバムっぽい曲を一発。これはUKチャート20位まで上がりました。私が好きなSTYLE COUNCILが帰ってきた一曲。
そしてB面はイギリスではシングルカットされなかったCOST OF LOVINGとそのインストのB1。
1988
A1. It's a Very Deep Sea
A2. The Story of Someone's Shoe
A3. Changing of the Guard
A4. The Little Boy in a Castle (A)/A Dove Flew Down From the Elephant (B)
A5. The Gardener of Eden (A Three Piece Suite)
I) In the Beginning
II) The Gardener of Eden
III) Mourning the Passing of Time
B1. Life at a Top People's Health Farm
B2. Why I Went Missing
B3. How She Threw It All Away
B4. Iwasadoledadstoyboy
B5. Confessions 1, 2, & 3
B6. Confessions of a Pop-Group
実質上ラストアルバム。今度はなんとクラシックとの融合!評判はあまりよくなく、しかも音圧が非常に低いレコード(曲を詰めすぎ)です。しかしいい曲満載と思います。A3などはDCリートデュエットした新境地かなと。私のベストトラックはA3、B3。
1988
A:1.SPANK!
2.LIFE AT THE TOP PEOPLES HEALTH FARM
B:1.LIFE AT THE TOP PEOPLES HEALTH FARM
(UM&ARGH MIX)
2.SWEET LOVING WAYS
そしてまだ時代はダンス中心なんで、シングルはこのファンク。ちょっとこぶしが効いているポールならではのナンバー。
しかし、B2の出来は上々で、これはアルバムに入れてもいいのではと(ちょっとメロディーやサウンドが、アルバムのA3、B3と偏るかな)。
1988
A:1.HOW SHE THREW IT ALL THE WAY
2.LOVE THE FIRST TIME
B:1.LONG HOT SUMMER
2.I DO LIKE TO BE B-SIDE THE A-SIDE
そして、この曲がセカンドシングル。アルバムのB3です。
B1はミックスされるLONG HOT SUMMER。B2は
1989
A:1.PROMICED LAND(CLUB MIX)
2.PROMICED LAND(PIANO OPELLA)
B:1.CAN YOU STILL LOVE ME?(CLUB MIX)
2.CAN YOU STILL LOVE ME?(DUB)
そして、結果的にはラストシングルになったA1はなんとハウス。80年代前半のリバーブが効いたヒット曲でのダンスミュージック市場からユーロビートの流行と衰退、ヒップホップやハウスの台頭で彼らはこちらに寄せてきた。しかしポールの声とサウンドがマッチしなかったか。曲はいいですが、ちょっと違和感が残った1枚でした。そしたらやはり解散。
91年にソロ復帰したポールはグラウンドビートとロックの融合でしたがそのほうがマッチしていました。ミック・タルボットはMOZU道まっしぐらに。
1998
A1.A New Decade
A2.Love of the World
B1.The World Must Come Together
B2.Hope (Feelings Gonna Getcha)
C1.Can You Still Love Me?
C2.That Spiritual Feeling
D1.Everybody's on the Run
D2.Sure Is Sure
お蔵入りになっていたラストアルバム(ハウスサウンド中心)が、CDのボックスセットに入り、そして近年アナログ化されました。C2はポールのファーストソロシングルに同盟局がB面に入りましたが、ニュアンスもサウンドもまるで異なる曲に。
1989
A:LONG HOT SUMMER 89
B:1.EVERYBODY'S ON THE RUN(1)
2.EVERYBODY'S ON THE RUN(2)
ベスト盤の発売に合わせて発売された、またまたLONG HOT SUMMERの89年ミックス。この曲が、彼らを表すものとして一番ふさわしいのかも。ゆったりとした夏の午後、長い長い夏休みが終わりました。
2020
A1. Headstart for Happiness
A2. Long Hot Summer
A3. My Ever-Changing Moods
A4. Walls Come Tumbling Down!
A5. Party Chambers
A6. Wanted (or Waiter, There's…)
B1. Shout to the Top!
B2. It Just Came to Pieces in My Hands
B3. Come to Milton Keynes
B4. Why I Went Missing
B5. Waiting
C1. Ghosts Of Dachau
C2. Down in the Seine
C3. The Paris Match
C4. Life at a Top People's Health Farm
C5. Dropping Bombs On The Whitehouse (Extended version)
D1. Speak Like a Child
D2. The Lodgers (Or She Was Only…)
D3. Money Go Round
D4. You're the Best Thing
D5. How She Threw It All Away
E1. A Man of Great Promise
E2. The Piccadilly Trail
E3. A Solid Bond in Your Heart
E4. Sweet Loving Ways
E5. Promised Land
F1. It Didn't Matter
F2. Have You Ever Had It Blue
F3. Spin' Drifting
F4. Here's One That Got Away
F5. Changing of the Guard
F6. My Ever-Changing Moods (Demo)
そして2020年に発売された新たなベスト盤。もうマニア向けな選曲と未発表曲も入ったうれしい盤。
ちなみに未発表DC5は素晴らしいロングバージョン!こちらは一度は聞いていただきたいバージョン。そしてメインディシュと思っていたF6ストリングス入りバージョンですが、本当にデモで、音は海賊版並みという感じでした。
STYLE COUINCIL始動でノリノリだったPAUL WELLERが、新たなノーザンソウルを作り出そうと設立したRESPONDレーベルのオムニバス盤。おそらくAM時代からこのレーベル設立はもくろんでいた様子。いい曲もあるのですが、やはりインディーズのオムニバスという感じで、それぞれの独立作品をしっかり聞いたほうがお勧めです。それなりに人気を博した2アーティストを下記に。
1983年にシングル2枚発売、その後1984年にアルバム「FAR FROM THE HURTING KIND」発売。
そもそもJAMの「BEAT SURRENDER」、STYLE COUNCILの「SPEAK LIKE A CHILD」でコーラスや初期はライブにもコーラスで参加と、PAUL WELLERは入れ込んでいました。アルバム最初の曲I LOVE YOU WHEN YOU
SLEEPはコステロ作曲、バナナラマにPAULが書いたDR.LOVEも彼女に歌わせて。シングル曲はもちろん、表題曲も60年代フレーヴァーたっぷりの名曲です。まさにMOD GIRL。
RESPONDの募集で採用されたエジンバラ出身のソウル・ポップバンド。シングルを先行発売後、1984年にアルバムBELIEF発売されるも、ヒットはせずそのまま解散でしたが、なかなかの名曲もあります。PRICE TO PAYやTUESDAY SUNSHINE,TRACIEに書いたHE HOUSE THAT JACK BUILTなどなかなかな。
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