前回までは、
オリジナル→カバー色々でしたが
そのオリジナルがこれだったんだ!
と聴いてびっくり!
という曲。
そして、楽曲提供した
作曲者が後に自ら歌うバージョン。
そうしたものを挙げてみました。
原曲に近くカバーしている
バージョンもあれば、
素晴らしいカバーセンスで
自らの楽曲のようにしている
ものもあって、
興味深いです。
今回の曲はこちらです。
RUTE 66
I GOT MY MIND SET ON YOU
HUSH
SOURFUL STRUT
SHE
I CAN'T LET GO
DAYDREAM BELIEVER
BORN TO BE WILD
TELL THE TRUTH
番外編
CHILD IN TIME
LAYLAの後半
ORIGINAL
ジャズピアニストの
BOBBY TROUP
COVER
CHUCK BERRY
ROLING STONES
THEM
残念ながらチャックベリーのものは
持っていないのですが、それを手本に
STONESやTHEMがプレイ。
ブリティシュR&Bここに幕を開ける!
といった強烈なロックンロールに
なってますが、オリジナルは素敵な
JAZZサウンド。
これをアレンジしたチャックベリーが
すごい。50年代にROCK'N ROLLを
作ったアーティスト達に最敬礼です。
そしてそれを展開していった
60年代にアーティスト達にも。
TRAIN KEPT A ROLLINといい、
RUTE66といい、
ロックの創生を感じさせてくれる
カバーだと思います。
ある意味プログレッシブ。
私が一番プログレッシブだと思う
カバーは・・・
カバーバージョンあれこれ第5回で
記載します。
ORIGINAL
JAMES RAY
COVER
GEORGE HARRISON
GEORGE久々の快作でシングルもヒット!と思ったら、これはカバーでした。しかも渋い。渋すぎるぞGEORGE。オリジナルのJAMES RAYのバージョンは時の流れが止まって感じる、当時の空気感がよみがえるよう。素晴らしいオリジナルとカバーです。
ORIGINAL
YOUNG HOLT UNLIMITED
BARBARA ACKLIN
COVER
DON COSTA
BIL DALE AND THE RHONDELS
SWING OUT SISTERS
初めて聞いたのはSWING OUT SISTERSでした。試聴してあれ?同じメロディと買ったのがBIL DALEで、これもカバーでした。
元はインストなんだと思っていたら、そもそもYOUNG HOLTの楽曲で、彼らの演奏にBARBARAのボーカルを乗せて曲名を変えたのがAM I THE SAME GIRL。SWING OUT SISTERSはこのカバーだったのですね。
さらには名アレンジャーDON COSTAのギターが素晴らしい名カバーも!
ORIGINAL
MARS BONFIRE
COVER
STEPPENWOLF
これは知らなかった。STEPPENWOLFがオリジナルと思っていましたら、作曲者クレジットを見ると、BONFIREと。あまりワイルドな感じのしない淡々と歌うBONFIREバージョンを、よくぞここまで自分たちの楽曲に仕上げましたなと、改めて感動。なんでもBONFIREの兄弟がSTEPPENWOLFのバンドメンバーだったそうで、この曲を取り上げたみたいです。
ORIGINAL
CHARLES AZNAVOUR
COVER
ELVIS COSTELLO
これはコステロのものは持っていないのです。レコード化されているのだろうか・・・。しかし、このカバーはまんまオリジナルのAZAVOURの歌い方そのまま。たまにコステロのSHEありませんか?とリクエストをいただいたときこちらのオリジナルをかけています。
ORIGINAL
BILLY JOE ROYAL
JOE SOUTH
COVER
LOVE AFFAIR
DEEP PURPLE
これも若いときにPURPLEバージョンを聴いて最初にヒットした曲だと覚えたのですが、カバーだったのですね。気が付いたのはUK60年代サイケガレージバンドLOVE AFFAIRのアルバムを買ったところHUSHを(ゴリゴリでサイケなHUSHでこれはこれでかっこよいです)。しかもパープルの1年前に発売されていて・・・。パープルのバージョンはこれのカバーっぽい感じです。しかし、あれ?クレジットをみるとJOE SOUTHと。
で、探してみるとJOE SOUTHが作曲者で、このベスト盤を入手。しかし、そもそもはBILLY JOE ROYALという人に書いた曲らしく、JOE のものはセルフカバー。HUSH深い・・・。
作曲者
JOHN STEWART
オリジナル
MONKEES
カバー
TIMERS
日本人のほとんどが聴いたことのあるメロディー(笑)。
オリジナルはモンキーズ。
そして作曲者の元キングストントリオのJOHN STEWART。そのセルフカバーがあこーぎ1本で歌うもので、とても素敵です。そして、まさかの清志郎がカバーしたデイドリームビリーバー。当時入手できずに切なかったのですが、再発されてありがたかった1枚。
作曲者
ERIC CRAPTON&BOBBY WHITLOCK
オリジナル
DEREC AND THE DOMINOS
レイラのサイド3に収録されているアーシーなTELL THE TRUTH。作曲はクラプトンとボビー・ホイットロック。シングルでロックバージョンが発売されるも回収されてしまっていますが、シングル盤はそれのプロモ盤。これはフィル・スペクターがプロデュースしたもの。サウンドがDOMINOS風ではないということだったのかな・・・。
そしてその回収バージョンを、作曲者の一人のWHITROCKが自身のアルバムでカバー。これ結構気に入っています。
作曲者
AL GORGONI & CHIP TAYLOR
オリジナル
EVIE SANDS
カバー
HOLLYS
ホリーズのヒットで日本では有名になったこの曲、そもそもはアメリカのブルーアイドソウルシンガーのEVIE SANDSにAL GORGONI&CHIP TAYLORが書いた曲。ホリーズバージョンは当時のブリティシュロック、ポップシーンの代表となるようなコーラスワークの素晴らしい曲。さすがグラハム・ナッシュ。
さらに今回ご紹介するのは作曲者によるセルフカバー。ジャケットデザインも素晴らしいですが、内容も素敵なポップミュージックに仕上がっています。
元ネタ
IT'S A BEAUTIFUL DAY / BOMBAY CALLING
そして・・・
DEEP PURPLE
言ってしまうと、パクリで有名な曲です。まんまなので驚かれるかと。
元はサイケディックなインストバージョンです。
しかしカッコイイカバー・・・。イアンギランはさらに自らのイアンギランバンドでも歌っています。このバージョンもタイトでよいです。
元ネタ
BOOKER T. AND PRICILA JONES / TIME
有名曲
DEREK AND THE DOMINOS
レイラの後半、この素晴らしいメロディはリタ・クーリッジ作曲でした。しかし、当時恋人であったジム・ゴードンがその曲を・・・。共作者としてクラプトン&ゴードンとクレジットされるレイラですが。で、リタのお姉さんのプリシラが、夫のブッカーTと歌い日の目を見たのが、このTIME。
リタクーリッジは特に文句は言わなかったとか。
しかし、レイラの後半はメロディも演奏も素晴らしいと万人が認めるものでしょう。そんな物語もあったと聞いてみるのも一興。
コメントをお書きください